新しい人間関係を築く場面で、「信頼できる相手かどうか」を確認することは大切です。しかし、どのような視点で判断すればよいのでしょうか?
以下のポイントに注目することで、「信頼できる人物」を見極める手助けとなるでしょう。
信頼できる人物は、話や行動が一貫しており、矛盾が少ないです。自己紹介や過去の話に変な点がないか確認しましょう。
信頼できる人物は、初対面の人と急に関係を深めることはなく、じっくりと関係を築きます。
信頼できる人物は、急に困った状況を持ち出してお金を求めてくることはありません。金銭にまつわる話題が早すぎる場合は注意が必要です。
信頼できる人物は、自分の顔写真を見せたり、ビデオ通話を提案したりすることに抵抗がありません。透明なコミュニケーションを重視します。
信頼できる人物は、オンラインだけでなく、実際に会ってコミュニケーションを深めようとする傾向があります。
これらの基準を使って、相手が信頼できる人物かどうかを判断する際に役立てることができます。
総合的に見れば、自然体でのコミュニケーションや透明性を重視する人物が、信頼性が高いと言えるでしょう。
こちらの記事は「ワシントン州の女性ジェット・ジェイコブスさん殺害容疑でナイジェリア人を逮捕 (Nigerian arrested over WA woman Jette Jacobs death) 」というタイトルで、2014年2月4日に公表された事件報道です。
ナイジェリア人がオーストラリア人女性の殺害容疑で逮捕されたことが報道されています。
Nigerian arrested over WA woman Jette Jacobs death
以下に、この記事の重要なポイントを解説します。
ジェット・ジェイコブスさんはオーストラリア出身の女性で、オンラインデート詐欺の被害者となりました。
彼女は4年間にわたる「ロマンス」をオンラインで経験し、「ジェシー」と名乗る男性と交流しました。
この交流の中で、彼女は9万ドル(1,300万円)以上の金額をナイジェリアへ送金したとされています。
ナイジェリア警察は容疑者を特定し、その人物はオロウ・ジェシー・オモコーと名乗っています。
オモコーはジェイコブスの死とオンライン詐欺の容疑で逮捕されました。オモコーはナイジェリア国内で逮捕されました。
ジェイコブスさんは「ジェシー」とのオンライン関係を通じて、9万ドル(1,300万円)以上の金額をだまし取られました。
彼女は「ジェシー」に騙され、南アフリカのヨハネスブルグへ向かった直後に亡くなっています。その際、貴重品が失われていました。
オーストラリアの連邦警察は、オモコーの詐欺行為に関する情報をナイジェリア警察に提供しました。
また、南アフリカ警察はジェイコブスさん殺害に関する捜査を進行中で、オモコーが事件に関与した可能性に言及しています。
オモコーは逮捕後に「有益な」情報を警察側に提供し、共犯者の追跡が行われていると報じられています。事件の背後にある経緯や共犯者の特定が進行中です。
以上、ワシントンに住むオーストラリア人女性、ジェイコブスさんの殺害事件についての記事についてご紹介しました。
国際ロマンス詐欺師は、あなたの国に会いに行きます、とか、私の国に遊びに来てください、などと話します。
しかし、この事件では、ジェイコブスさんはロマンスの相手にナイジェリアに会いに行って殺されてしまいました。
国際ロマンス詐欺師の言うことに従って、実際に直接会うことの危険性がよく分かります。
遺体からは、貴重品も失われていたとのことですので、とにかく犯人はお金が欲しかったのでしょう。お金が欲しいからと言って殺してしまうとは、あまりに残酷な犯行です。
この事件の捜査にはオーストラリア、南アフリカ、ナイジェリアの警察が国際的な連携をし捜査を進めたとのことです。
(2023年8月20日時時点では、犯人の逮捕など新しい情報は確認できていません)
オンラインでの出会いや国際的な交流が、楽しい瞬間とともに、危険を伴う場面を持つことがあるということです。
オンラインで素晴らしい人々と出会うことは可能ですが、同時に注意深さと警戒心が求められます。
重要なのは、情報をシェアする前に相手を十分に確認し、信頼できる人物かどうかを判断することです。
そして、相手の不審な行動や辻褄の遭わない情報に気づいた場合は、すぐに関係を断つ勇気を持つことが大切です。
「ヤフーボーイズ(Yahoo Boys)」とは、主に西アフリカ(ナイジェリアやガーナなど)の一部地域で活動しているロマンス詐欺師のグループや個人を指す俗語です。
この用語の由来は、かつてはYahooメールを使って被害者とコミュニケーションをとっていたことによるものですが、現在はさまざまなメールやSNSを通じて詐欺行為が行われています。
ヤフーボーイズの中には、経済的な困難に直面している者も存在します。
彼らの中には、貧困や就業の難しさなどの経済的な課題に直面している人々が含まれています。
これらの困難な状況は、詐欺行為に走る理由の一部となることがあります。
経済的な困難によって生活が厳しい状況にある人々は、簡単な方法でお金を稼ぐ方法を探し求めることがあり、その結果として詐欺行為に加担することがあります。
ただし、すべてのヤフーボーイズが経済的な困難に苦しんでいるわけではありません。
詐欺行為は広範に行われており、中には経済的な問題とは無関係に詐欺行為に加担しているケースも存在します。
ヤフーボーイズは、主に外国の個人や企業を狙った詐欺を行います。
彼らは架空のプロフィールを作成し、SNSや出会い系アプリ、メールなどを通じて被害者とコミュニケーションを取ります。
恋愛や友情を装いながら、被害者との信頼関係を築き上げます。
ヤフーボーイズは、さまざまな嘘の物語や状況を作り上げ、被害者に共感や協力を求めます。
例えば、家族の病気や困難な状況、法的な問題などをでっち上げ、お金を必要とする理由を提示します。
ヤフーボーイズは、被害者とのコミュニケーションを通じて感情的なつながりを築こうとします。
愛情や信頼を育むために、メッセージや電話で相手に対して真摯な態度を装いながら、被害者の感情を操作します。
ヤフーボーイズは、しばしば高度なソーシャルエンジニアリング技術を用いて被害者をだまし、大金を騙し取ることがあります。
信頼関係が築かれると、ヤフーボーイズはさまざまな理由をつけてお金を要求します。
治療費や旅費、法的手続きなどを口実にして、被害者にお金を送金させます。
送金が行われると、詐欺師はそのお金を引き出し、姿を消すことがあります。
ヤフーボーイズは、匿名性を保つためにさまざまな手法を使用します。
匿名の電子メールや仮名のSNSアカウントを使用し、IPアドレスを隠すことがあります。
また、被害者にリンクを送って個人情報や銀行情報を入力させる「フィッシング」などの技術的手法も利用します。
以上、西アフリカの「ヤフーボーイズ」について説明しました。
ヤフーボーイズは被害者との架空の恋愛関係を通じて感情を利用し、金銭を騙し取る手法を用いる詐欺師のグループや個人を指します。
被害者はその感情に流されてしまい、結果的に大きな被害を受けることがあります。だからこそ、オンラインでのコミュニケーションには注意が必要です。
参考文献:
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