「ロマンス詐欺師はどうやってターゲットを選ぶのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
ロマンス詐欺に遭いやすい人には共通の特徴があります。それは経済的に困っている人や孤独な人、そして信じやすい人など、弱点を持つ人です。
しかし、これらの弱みを持たない人々も、詐欺師の巧妙な手口で騙される可能性があります。
毎日世界中で多くの詐欺事件が発生していますが、それらの事件を調査してると、ロマンス詐欺師の戦術は、「弱点を持つ人を探す」「信頼を積み上げる」ことの両方を組み合わせているようです。
弱点を持つ人を探す
ロマンス詐欺師にとって、弱点を持ったターゲットを探すことが重要な戦術です。孤独や寂しさ、経済的な困難など弱点を持つ人々は、心の癒やしや支えを求める傾向があります。ロマンス詐欺師は、こうした弱点を見抜き、被害者の心理的なニーズに応えることで信頼を築きつつ、詐欺を進めることがあります。
信頼を積み上げる
ロマンス詐欺師にとっては、被害者との信頼関係を築くことは重要です。ペルソナを演じることで、被害者に自分を信頼できる存在と思わせます。共通の興味や経験について話すことで心を引き寄せ、被害者が詐欺師に対して感情的なつながり感じるように導きます。
弱点を持つ人を探し騙すのか、弱点を持たない人であっても信頼を積み上げ、ターゲットに仕上げて騙すのか、その割合は個々の詐欺師によって異なるかもしれません。
一部の詐欺師は、元々弱い人々を探し、その弱みに付け込み、その上でさらに信頼を築いていると考えられます。
経済的な困難や孤独感などの弱み(欠乏感)を持つ人々は、心のスキマを埋めてくれるような温かい人間関係を求める傾向があります。
こうした人々に対して、詐欺師は用意したペルソナを演じることで信頼を積み上げて騙すのです。
一方で、一部の詐欺師は、弱みを持たない人々に対しても信頼の積み上げを行います。共通の興味や価値観を持つペルソナを作り上げ、被害者との関係を深めることで、被害者は詐欺師に対して信頼を抱くようになります。
このように、弱さを持たない人々にも感情的なつながりを持つことで、騙しの道を開くのです。
以上、ロマンス詐欺師はどうやってターゲットを選ぶのかについてご紹介しました。
ロマンス詐欺師は状況やターゲットに応じて戦術を調整し、信頼の積み上げと脆弱性の利用とのバランスを取っています。
私達はオンライン上の人間関係に対して、常に注意深く接することが重要です。
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