ブルガリアの46歳の女性、ドーター・オブ・ユニティ(Дочка от Обединение)は、独身男性の通報を受けて、ポルスキ・トルンベシュ(По̀лски Тръмбѐш)の中心部で逮捕されました。
56歳の男性は数カ月前から、「ミレーナ」という女性から電話を受けるようになりました。
ミレーナはブルガリアのルセ(Русе)からやって来たと言い、男性に一緒に住むことを約束しましたが、その代わりにさまざまな請求書の支払いを支援して欲しいと頼みました。
心優しい58歳の男性は、数回の電話でミレーナに恋をしました。そして彼女を助けるため何度もお金を渡してしまいました。
彼は病気のため障害年金を受給していましたが、その中から、100レフ(8,000円)や200レフ(16,000円)、さらに小額のお金を彼女に支払いました。
次に彼女と会うのは木曜日で、ポルスキ・トルンベシュの広場で、いつも通りお金を手渡す予定でした。
しかし、その前に、以前から不審に思っていた障害を持つ男性は警察に行って、自分の状況を説明しました。そして彼は警察官一緒に広場に向かいました。
しばらくして、愛する彼女が男性の前に現れました。彼女はすぐに手錠をかけられ、警察に連行されました。彼女は24時間拘留された後、詐欺罪で起訴されることとなりました。
実は彼女は過去に同様の詐欺で刑務所に入ったことがあります。しかし、再びこのロマンス詐欺で930レフ(74,000円)で起訴されました。
この事件で興味深い点は、このロマンス詐欺師の女性には子供がいるということです。しかし、彼女の実際の出身地である「オベディニエ(Обединение)」という地域の住民たちの中で、彼女が以前に何らかの仕事をしたことを覚えている人はいないということです。
つまり、彼女は子供を持ちながらも、その出身地では働いたり、社会的な活動をしたりした記録がないという謎の点があるということです。詐欺師として行動している一方で、彼女の過去についてはほとんど情報がないことがまだ解き明かされていない詐欺師の闇として興味深いと言えます。
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