美男美女の写真を送り付け、偽の愛を甘い言葉ささやき、被害者からお金をだまし取る卑劣な国際ロマンス詐欺犯たち。
一体、彼らはどこに潜んでいるのでしょうか?犯罪の糸を解きほどくために、オープンソースインテリジェンス(OSINT)がその鍵を握っているかもしれません。
オープンソースインテリジェンス(Open Source Intelligence、OSINT)とは、インターネットや公開された情報源からデータを収集し、分析して情報を得る手法のことです。
主に、公にアクセス可能な情報を対象としており、ウェブサイト、ソーシャルメディア、公的レポート、メディア記事などが含まれます。
OSINTは、セキュリティ、調査、情報収集、リサーチ、情報分析などの目的で幅広く利用されています。
オープンソースインテリジェンス(OSINT)は、国際的ロマンス詐欺犯の捜索において非常に役立つツールです。
以下に、OSINTがどのように役立つかを説明します。
OSINTは、詐欺師のオンラインプロファイルを収集し、その活動履歴やオンライン上の振る舞いを分析するのに役立ちます。
ソーシャルメディア、ウェブフォーラム、出版物、プロフェッショナルネットワークなどからの情報収集を通じて、詐欺師の背後にある情報を特定し、パターンを把握することができます。
例えば、このサイトはユーザーアカウントがSNSで既に取得されているかを調べるツールです。
CHECKUSERNAMES
検索キーワードに詐欺犯の使うアカウント名やメールアドレスを入力し、登録がないかどうか一括で検索する事ができます。
詐欺師が使用するIPアドレスやジオロケーション情報をトレースすることで、詐欺師の実際の位置を特定する可能性があります。
これにより、詐欺師の国際的な活動拠点を突き止めることができるかもしれません。
(例)P2Location.com
詐欺師は、架空のプロフィール写真や画像を使用することがあります。
OSINTを使用して、これらの画像を逆検索し、その他のウェブサイトやソーシャルメディアプロフィールで同じ画像が使用されているかどうかを調べることができます。
これにより、複数の偽アカウントが同じ画像を使用している場合、詐欺師の活動を特定する手がかりを得ることができます。
(例)Google Images
詐欺師は特定の言語やコミュニケーションパターンを使用することがあります。
OSINTを通じて、詐欺師が使用する表現や言葉の選択を分析し、その情報を他のオンラインコミュニケーションで検索することで、複数の被害者に同じ手法を使用している詐欺師を特定することができます。
(例)X, Facebook等のSNSサービスで固有の言い回しを検索する
ただし、OSINTは公開されている情報に基づいているため、プライバシーやデータ保護の観点から慎重に使用する必要があります。
また、詐欺師が技術的手法を使って自分の足跡を隠す可能性もあるため、専門家や捜査機関と連携して使用することが重要です。
以上、オープンソースインテリジェンス(OSINT)について、ご紹介しました。
オープンソースインテリジェンス(OSINT)は、国際ロマンス詐欺の捜索において、詐欺師のオンラインプロファイルやIP情報を分析し、偽アカウントの写真検索、言語分析などを通じて詐欺師の捜索に役に立つ方法の一つです。
国際ロマンス詐欺は、ワイヤー詐欺の一部です。この記事ではワイヤー詐欺についてご説明します。
ワイヤー詐欺は、ワイヤー送金システムを悪用して詐欺を行うため、「ワイヤー送金システムを悪用した詐欺行為」と呼ばれます。この詐欺行為では、詐欺師が被害者に対して偽の情報を提供し、送金を要求することでお金をだまし取ります。
ワイヤー送金システム(Wire transfer)は、電子的な手段を使って銀行間で資金を移動させる仕組みです。
これにより、国内や国際的な取引で即座に資金を送受信することが可能となります。ワイヤー送金は高額な取引や緊急の支払いに利用され、銀行や金融機関を介して行われる信頼性の高い方法です。アメリカを含む世界中で広く利用される送金方法です。
ワイヤー送金は、銀行間で迅速に資金を送受信できる便利なシステムです。
特に国際送金では、お金を迅速に相手先に送ることができるため、ビジネス取引や緊急の支払いなどで広く利用されています。
しかし、一度送金が完了すると、取り消しや返金が非常に難しくなるという特徴があります。この点が、詐欺師にとって都合の良い手段となっています。
ワイヤー詐欺は、入念な計画と高度な心理戦術を用いることが多く、被害者が詐欺に気付くことが難しい場合もあります。
詐欺師は被害者の信頼を勝ち取るために、自分を信頼できる人物や機関のように見せかけ、被害者の感情を操りながら送金を要求します。
ワイヤー詐欺の具体例として、以下のようなものがあります:
以上、ワイヤー詐欺について説明しました。ワイヤー詐欺は、ワイヤー送金システムを悪用して行われる詐欺行為であり、詐欺師が被害者の信頼を勝ち取りながらお金をだまし取る手口です。
ワイヤー詐欺はさまざまな手口で行われ、被害者が自らの判断力を失い、詐欺師の要求に応じて送金を行うケースが多く見られます。
警戒心を持ち、不審な取引や要求には慎重に対処するようお気をつけください。
ジャスミーコイン(JASMY)は、ジャスミー株式会社 という東京に拠点を置く企業が開発した仮想通貨です。この企業は元ソニーの幹部が経営しており、インターネット・オブ・シングス(IoT)という技術を利用したサービスを提供しています。
JASMYコインは、Jasmyのデータサービスを利用するために必要な通貨です。Jasmyは、データの売買を行うプラットフォームを提供しています。具体的には、データを収集し、整理して、他の企業や個人に販売する仕組みです。JASMYコインを持っていると、Jasmyのデータサービスを利用することができます。
また、JASMYコインは、データを提供するユーザーに報酬として支払われることもあります。つまり、自分のデータを提供することでお金をもらえるという仕組みです。これによって、ユーザーは自分のデータの価値を最大化することができます。
JASMYコインの総供給量は500億トークンで、それがエコシステムファンド、投資家、貢献者やコミュニティ、インセンティブプログラムに分配されています。Jasmyは、需要と供給に応じて市場が成長し、JASMYコインの価値が上がることを期待しています。
2021年末から2022年にかけて、JASMYコインは主要な取引所で取引が開始されました。これにより、より多くの投資家がJASMYコインにアクセスできるようになりました。
Jasmyは、データ経済において重要な役割を果たしています。データの売買プラットフォームを提供することで、ユーザーのデータの価値を最大化し、データの所有権を保護することを目指しています。また、積極的にパートナーシップを築き、新しい開発に取り組んでいます。将来的な成長が期待されています。
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